■妊娠中のかゆみの原因は乾燥?

 

 

妊娠前はこんなことなかったのに、
お腹や腰、胸に腕におしりに脚にとあらゆるところが痒くなった。

 

 

妊婦さんのほとんどが経験することです。
どうしてなのでしょうか?

 

 

痒みがでている肌をよく見ると、
カサついていたり、白く粉浮きしていることがあります。

 

 

これって何か思い当たりませんか?
そうです。乾燥肌によくみられる現象ですよね。

 

 

とくに乾燥がひどくなる冬と同じような状態になっていませんか?
そう、妊娠中は肌が乾燥しやすいのです。

 

 

冬の乾燥肌の時、痒くて寝られない!
そんなCMが流れたりしていますよね。

 

 

肌が乾燥してしまうと、痒みが出る。
これは、妊婦さんだからではなく、
肌の乾燥とかゆみの関係性によるものなのです。

 

 

ただし妊娠前はどちらかと言うとオイリー肌だった人も、
妊娠すると乾燥肌気味になってしまうものなのか?

 

 

なってしまうものなのです。

 

 

妊娠するとお母さんの栄養をお腹の赤ちゃんに分け与えます。
そのため通常よりも食欲が増したり高カロリーなものが欲しくなります。

 

 

赤ちゃんがお母さんからもらうのは栄養だけではないのです。
水分だって、もちろんお母さんの体内にあるものをもらいます。

 

 

そのため、妊婦さんは通常よりも水分不足になりやすく、
肌も乾燥肌になりやすいというわけなのです。

 

 

■かゆみと乾燥肌の関係

 

 

では、そのかゆみと乾燥肌の関係について説明しましょう。

 

 

まず、肌が乾燥すると何が起こるのかというと、
炙ったイカが徐々に反って行くように、肌の角質も乾燥すると反り始めます。

 

 

この反った角質が、カサカサの原因です。

 

 

そして角質が反るとどうなるかというと、
すき間から内部の水分は蒸発し、外部からの刺激に直接さられます。

 

 

刺激を受けた皮膚の内部は炎症を起こし、
その炎症が「痒み」として現れてくるのです。

 

 

乾燥する→角質が反る→肌内部が炎症をおこす→痒みが起こる

 

 

そしてかゆみを感じて掻いてしまうことで、更に刺激を与えてしまう。
すると更に痒みが増すという、悪循環に陥ってしまうのです。

 

 

■乾燥肌が招く問題

 

 

肌が乾燥することによって起こる問題は痒みだけではありません。
全ての人に起こることとしては、シワやシミの原因になるということ。

 

 

でも今は妊婦さんにのみ起こる現象の説明をしましょう。
それは、妊娠線です。

 

 

妊娠すると起こるつらい現象としてあげられる代表が、
つわり、かゆみ、そして妊娠線ですよね。

 

 

つわりは妊娠が進むと徐々に収まる人がおおいですが、
痒みは妊娠中ずっと続く人がほとんどです。

 

 

そして、妊娠中期くらいから気になりだすのが妊娠線。
一度出来るとなかなか消すことが出来ないの困った問題です。

 

 

なぜ乾燥肌と妊娠線が関係しているのでしょうか。
それは、妊娠線のでき方に関係していました。

 

 

肌は表面から内部に向かって、表皮、真皮、皮下組織となっています。
妊娠して体が膨らむのは、この皮下組織が膨らむからです。

 

 

膨らんだ皮下組織が内部から真皮を押し上げ、
その圧に耐えられなくなった真皮が断裂を起こす。
その裂け目から見える毛細血管が妊娠線というわけです。

 

 

肌が乾燥するということは、肌に弾力がなくなるということ。
弾力のない肌は少しの圧力でも耐えられず避けてしまいます。

 

 

なので、乾燥肌の人ほど妊娠線はできやすいという事なのです。

 

 

逆を返せば、乾燥肌のケアすることで、
妊娠線予防にもなるということですね。

 

 

■痒みの和らげ方

 

 

ではそんな乾燥肌ですが、
まず痒みが収まらないと負のスパイラルから抜け出せませんよね。

 

 

もちろん乾燥肌のケアは同時に行っていくことを前提に、
痒みの和らげ方についてお教えしましょう。

 

 

まずは痒み止め。
妊娠中に薬はちょっと・・という方でも大丈夫。

 

 

飲み薬は赤ちゃんにもお母さんにも影響があるので注意が必要ですが、
塗り薬に関しては、そこまで神経質になる必要はありません。

 

 

ただし、元々のアレルギー体質の方や、
妊娠中のかゆみの箇所は肌の弱いところに出やすいので、
低刺激のものがいいでしょう。

 

 

心配なら薬局にいる薬剤師さんか管理者の方に聞くと教えてくれます。

 

 

そして、妊娠中は温めなくてはいけないとやたら着こむ人がいますが、
やり過ぎは痒みの元になります。

 

 

体のなかで汗をかいても、その汗を吸収してくれなかったり、
肌がきちんと呼吸できる状態でない場合、
蒸れて余計に痒くなってしまいます。

 

 

保温性がよく、汗を吸いやすい下着を身につけて、
体を温めるのではなく、冷やさないように気をつけてください。

 

 

・妊娠中は肌が乾燥しやすい
・乾燥肌はかゆみの原因
・妊娠線にも大きく影響する

 

 

カサついた肌で赤ちゃんを抱っこするのではなく、
潤いたっぷりの優しい肌で赤ちゃんに触れてあげられるよう、
妊娠中からお肌のケアを頑張りましょう。

 

 

 

■乾燥の原因は何?

 

 

妊婦さんに多い乾燥肌ですが、
今までがそうじゃなかった人も、妊娠すると乾燥肌になると言うのはなぜか。

 

 

それは、妊婦さんだからこその理由があったのです。

 

 

前にも少しふれましたが、
妊娠するとお母さんは赤ちゃんに自分の栄養をあげますよね。

 

 

あげるのは栄養だけではありません。
水分も、体から吸収されていくのです。

 

 

人の体はその6割が水分で出来ているといわれています。
もちろんお腹の赤ちゃんだって同じです。
羊水がある分、赤ちゃんのほうが水分を必要としているかもしれません。

 

 

妊娠して、赤ちゃんの分もと栄養のあるものをとるようになりますが、
水分も余分に取るなんてことはありませんよね。

 

 

逆に喉が乾きやすくなっても、
むくむといけないからと水分量を抑える人がいるほどです。

 

 

それでは体が水分不足になっても仕方がないですよね。
そして体の水分不足は、そのままお肌へと影響していきます。

 

 

つまり、十分な水分補給がされていないことにより、
肌が乾燥しやすい状態になりやすくなっているというわけです。

 

 

■ニベアやジョンソン&ジョンソンのクリームで保湿が追いつかない

 

 

では、水分も取りつつ肌の保湿をすればいいのでは?と思いますよね。
その考え方は間違っていません。

 

 

では、手軽なところで
ニベアやジョンソン&ジョンソンなどのクリームではどうでしょうか?

 

 

通常の保湿ケアとしては、価格もお手頃で使い勝手のいいものです。
部分ケアだけではなく、全身とこでも使えるのもいいですよね。

 

 

しかし妊娠中での保湿ケアには、ちょっと向かないものなのです。
それはなぜか。

 

 

通常の保湿ケアと言うのは、表皮の保湿を目的としています。
表皮の反った角質に潤いを持たせてカサカサ感を抑える。

 

 

そうすると表面上は潤いが戻ったように思いますが、
妊娠中の乾燥肌と言うのは、それでは足りないのです。

 

 

もちろん体内の水分量を増やすことは大切ですが、
外からも表皮の更に奥の奥まで保湿をしないといけないのです。

 

 

そのためには、通常の表面に効果的な保湿剤ではなく、
より浸透率のいい保湿剤のほうが有功だと言えますね。

 

 

■本当に保湿したい部分

 

 

そしてもう一つ気をつけてもらいたいことが、
保湿をする部分についてです。

 

 

体中全体を、というのが一番ですが、
保湿は毎日欠かさず行うことが重要なので、
全身をまんべんなく毎日行うのは難しいこともありますよね。

 

 

そこで、どうしてもここだけは!という部分をお教えします。

 

 

まずはお腹です。
どんどん膨らんでいくお腹は痒みも一番強くでます。
もちろん妊娠線に関しても一番気になるところですよね。

 

 

次に足の付根。
膨らんだお腹からは死角になってしまうせいもあり、
大雑把にしか保湿ケアが出来ていないこともあります。

 

 

お腹に引っ張られた皮膚は太ももの皮膚ともつながっているので、
脚の付け根や内ももは重要です。

 

 

そういう理由で言うと、おしりもそうですね。
とにかくお腹の周りに皮膚に繋がる部分は要注意です。

 

 

そして盲点なのが上半身。
特に腕と胸ですね。

 

 

腕の内側や胸は、普段は肌が敏感で刺激に弱い部分です。
なので水分が少しでも減ってしまうとすぐに影響を受けます。

 

 

胸は妊娠中、別の理由で張っているので気づきにくいかもしれませんが、
腕や背中などは気づくとバリバリかいていたりするもの。

 

 

上半身もしっかり保湿ケアをしておきましょう。

 

 

■専用の保湿剤とは

 

 

そんな保湿に向いているケア用品ですが、どんなものがあるのでしょうか。
なにを基準に選べばいいのでしょうか。

 

 

まずは、浸透率ですね。
おくまでしっかり保湿してくれる浸透率のいいものを選ぶこと。

 

 

そして、使い勝手のいいもの。
クリームにしろオイルにしろ、ケア後にべたつくようでは困りますよね。
使い心地も重要なポイントですよね。

 

 

そしてなんといっても重要なのが、コストパフォーマンスです。
毎日、全身に惜しみなく使えるものでないと使い続けることは難しいですよね。

 

 

できたら、赤ちゃんにも使える保湿用品だと、
出産後も別のものを用意しなくても二人で使えて更にお得!

 

 

純粋に浸透率のいい妊婦さん向けの保湿剤ならば、
一番いいのは妊娠線の予防商品になると思います。

 

 

妊娠線の出来るまでは説明しましたが、
妊娠線予防ということは、真皮の断裂を防ぐということです。

 

 

真皮の断裂を予防するということは、
真皮層まで保湿力が届くということですよね。

 

 

なので、妊娠中の乾燥肌対策としては、
妊娠線予防の化粧品を使うことが一番なのではと思うのです。

 

 

・乾燥もお母さんになる証
・お腹以外も注意が必要
・保湿剤は浸透率で選ぶ

 

 

ただでさえ妊娠でいろいろな変化に対応するのが大変です。
イライラしたくないのに、痒みを我慢するのはストレスです。

 

 

痒みがでてからのケアでも十分ですが、
できたら、妊娠がわかった時点で保湿ケアをはじめてください。

 

 

体の大きな変化が起こる前に、
保湿をデイリーケアにしてしまえば、煩わしさも現象しますよ。

 

 

 

■掻きむしるほどかゆい場合は特に注意が必要!

 

 

妊娠すると、体の水分が赤ちゃんに取られるので、
肌が乾燥しやすくなり痒みが出やすくなると言いましたね。

 

 

でも、そんな痒みも限度があります。
ついつい掻いてしまうけど、なるべく欠かないように出来るものと、
血がにじむほどにかきむしってしまうもの。

 

 

かきむしってしまうほどのかゆみの場合、
それはただの妊婦さん特有の乾燥肌と片付けられない可能性も。

 

 

痒い時は患部を冷やす、重点的に保湿ケアをする、掻かずに叩く、
いろいろとやり過ごし方はありますが、
それではどうにも我慢ができないかゆみもあるのです。

 

 

我慢ができないほどのかゆみ、
とくに血が滲んでもかきむしらずにはいられない様なとき、
そんな時は、自己判断をせずに皮膚科を受診してください。

 

 

痒みを我慢することは、強いストレスになり体に良くないどころか、
かゆみ自体が何かの病気の可能性があるからなのです。

 

 

■痒みがひどい時に考えられる病気は?

 

 

では、そんなひどい痒みが起こっている時に考えられる病気とは?

 

 

・妊娠性皮膚そう痒症
妊婦さんの2〜3%の人が発症する病気。
妊娠したことで、外的環境や体内環境が変化することで起こるといわれる。

 

 

・妊娠性痒疹
赤みがでたりぷつぷつと丘のような湿疹が出る。
特に2度目以降の妊婦さんに多い病気。

 

 

・妊娠性疱疹
妊娠性痒疹が水疱になって、書くことで水疱がはじけて炎症をおこす。
妊娠中期に起こりやすい病気。

 

 

この3つは妊娠するとことで起こる病気です。
ホルモンのバランスの変化等によって引き起こされやすいものです。

 

 

もう一つ、妊娠することで病気の可能性が上がってしまうことが。
それが、「肝機能の低下」です。

 

 

妊娠すると、体内の「エストロゲン」の分泌が増えます。
このエストロゲンは、肝機能を抑制する働きがあります。

 

 

肝機能が低下すると胆汁がたまり、胆汁は肌組織にも影響するので、
肝機能が低下すると痒みが出やすくなるわけですね。

 

 

ただの痒みと軽く見ないで、
ひどい痒みがでているときは、ぜひ一度病院を受診してみてください。

 

 

■妊娠線の兆候と乾燥肌の関係

 

 

あまりにもひどい痒みの場合は皮膚科を受信したほうがいいですが、
それほどでもない時は、まず何をするのか。

 

 

それは「保湿」です。

 

 

痒みと乾燥肌の関係はすでにお話をしましたが、
その2つの関係と関連する事柄が1つ。

 

 

妊娠すると必ず一度は心配をする「妊娠線」についてです。

 

 

妊娠線と乾燥肌の関連性は少し話しましたが、
そこに痒みも交えてもう少し詳しく説明をしましょう。

 

 

妊娠線というのは、皮下組織が膨れることで、
その圧に耐えられなくなった真皮の断裂した傷跡だと言いました。

 

 

そして保湿をすることで真皮に弾力をもたせ、
皮下組織からの圧力に耐えられる柔軟性を持たすことが必要だと。

 

 

一方かゆみというのは、
乾燥した肌の表面がめくれることで起こる内部への刺激と炎症ですね。

 

 

どちらも真皮層で起こっていることだと気づきました?

 

 

つまり、肌が乾燥して真皮にダメージが起こると、
それは結果、妊娠線という形で残ってしまうということ。

 

 

現状痒みが起こっているところというのは、
妊娠線がまさにできようとしている予定地だということなのです。

 

 

そこを痒みに負けて掻いてしまうということは、
妊娠線をよりくっきり残してしまうということなのですね。

 

 

■妊娠線予防の方法

 

 

そんな乾燥肌と関係の深い妊娠線を予防する方法は無いのでしょうか。

 

 

妊娠線の予防とは、つまりは肌の乾燥予防ということですね。
それには保湿が一番ですが、保湿だけではないのです。

 

 

実は、妊娠線の出来る原因がもう一つ。
それは、体重の急激な増加にあったのです。

 

 

どんなに弾力をもたせた潤いMAXな真皮でも、
突然メキメキと押し広げられたらたまりませんよね。

 

 

逆に多少固まってしまった状態でも、
ゆっくりと圧をかけることで少ない破損で広がることもあります。

 

 

例えるなら、体の硬い人のストレッチみたいなものですね。
一気に力をかけると筋がキレたり色々と弊害がありますが、
徐々に伸ばしていけばある程度までは体も耐えられます。

 

 

妊婦さんの体重コントロールが難しいのはよくわかりますが、
それでもよりゆるやかな体重増加が、妊娠線予防には効果的なのです。

 

 

そして妊娠線予防に効果があるということは、
肌が断裂を起こすようなダメージを回避できるわけですから、
痒みの予防にもなるわけです。

 

 

・血が出るほど掻きたくなるのはおかしい
・多少の痒みには保湿で対処
・体重のコントロールもかゆみ予防に効果あり

 

 

妊娠は自分に起こっていることであって、自分一人の問題ではありません。
それだけに神経質になったり、ストレスに感じることも多いはず。

 

 

そんな時は、周りに話を聞いてもらったり、
頼りになる婦人科の先生に相談をしてみましょう。

 

 

妊娠は何度も経験するかもしれませんが、
その一回一回がお腹の赤ちゃんとの初めての経験です。

 

 

少しでもおかしいと感じたり、不安に思うようなときは、
ぜひお医者様に相談してください。

 

 

お母さんが安定していることが、赤ちゃんにとっては一番いいことなのです。